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用語集
物流業界を目指す方たちのために、倉庫業でよく使われるものを中心に基本的な物流用語をまとめてみました。業界を理解するために、また、業務にスムーズに馴染むためにご活用ください。
- JAN(Japan Article Number)コード
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日本で使われている標準的な商品コード。製造元や商品を示す13桁の数字とそのバーコードで構成されている。企業はその商品に自由に割り振ることができ、流通システム開発センターに登録申請する。国際的に使用されている商品コードとして、その他にUPC(Universal Product Code)、EAN(European Article Number)がある。
- アウトソーシング
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企業が自社の業務を外部の専門業者や請負会社に委託すること。外部に委託することから社員を教育する必要がないなど、技術やノウハウがなくても専門性の高い業務や新規事業が短期間かつ低コストで始めることができ、経営資源の有効活用にもつながる。情報システムの開発、運用、保守などの外部委託から始まり、現在では業務全般にわたって利用されている。
- 寄託と坪貸
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寄託は、当事者の一方(受寄者)が相手方(寄託者)のために物を保管することを約し、それを受け取ることによって成立する。坪貸は、倉庫を面積単位で賃貸借することで、不動産の賃貸借契約にあたり、倉庫業法の規制対象外。
- 先入れ先出し
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商品の品質維持・劣化防止のため、先に入庫・保管されているものから順に引き当てて出荷し、常に新しいものが在庫に保管されるよう管理すること。英語では、「First In First Out』(FIFO/ファイフォ)と呼ばれ、倉庫業務の基本ルールのひとつ。
- サプライチェーンマネージメント(SCM)
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サプライチェーン(①部品の製造 ②工場への運搬 ③組み立て・製品化 ④製品提供)に係わる部品メーカー、物流、卸、小売までをネットワークで統合し、生産・在庫・販売などの情報を企業間で共有することにより納期短縮、在庫削減につなげ、経営効率を向上させる手法。
- 上代(じょうだい)と下代(げだい)
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小売店などで消費者に提示される、商品の希望小売価格や定価などの販売価格。上代に対して下代(げだい)があり、その商品を小売店などが仕入れる時の価格を指す。
- 商流
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物の流れである物流に対し、商品の売買によってその商品の所有権が移転してゆく商取引上の経路のこと。物流業界では、物流の条件を形作る荷主企業の商慣習、顧客に対する納品条件、作業指示などを総称して商流という。
- 倉庫業
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商品の保管と供給によって生産と消費を結ぶ公共性の高い産業。倉庫会社(営業倉庫)には、倉庫業法に基づく運営と国土交通大臣の登録が求められ、その業態は普通倉庫業、冷蔵倉庫業(肉・水産品等)、水面倉庫業(原木等)の三つに大きく分けられる。営業倉庫に対して自家倉庫がある。企業自らが自社の物品を保管し、自社責任で運営する倉庫で、倉庫業法による制約は受けない。
- 棚卸
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帳簿に記載されている物の数と実際にある物の数との差異を把握するために、実際にある物の数を確認する作業。棚卸資産を実際に確認することから実地棚卸とも呼ばれ、方法には、業務を全て止めて行う「一斉棚卸」と、業務は進めながら順番に場所を決めて行っていく「循環棚卸」がある。
- トレーサビリティ
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一般的には食品の安全確保のために、栽培・飼育・加工・製造などの過程の明確化、またはその仕組みを指す。物流では、「いつ、どこから、いくつ、どのように(入荷・保管され)、どこへ、どのような状態で、どのような手段で(配送・納品されたか)」という、製品や商品自体の動きを指す場合と、業務全体の運営状況が、「いつ、どのようになされ、効率やコスト・生産性などが変化していったのか」を追跡する場合の二つがある。
- フォークリフト
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荷物の移動、保管、取り出しなどに用いられる荷役機械。用途により「カウンターバランス型」、「リーチ型」、「ピッキングリフト(ピッカー)」、「ラックストッカー」などがある。
- フォワーダー
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荷主から品物を預かり、船や航空、鉄道など他の業者の運送手段を利用し運送を引き受ける事業者。一般的には貨物利用運送事業者のうち国際輸送を取扱う業者を指す。
- ピッキング
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注文や要求(出荷指示)に基づき、指示された物を保管している品物から選び出すこと。品物を一旦全て集めてから出荷先別に仕分ける「種まき方式」と、出荷先毎に品物を取り出す「摘み取り方式」がある。
- マテハン
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マテリアルハンドリングの略で、機械による作業のこと。物流業務を効率化するための作業機械を「マテハン機器」と総称し、フォークリフト、パレット、台車、コンベアなどがある。
- 容積重量(volume weight)
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荷物の寸法から換算される重量。実際の重量よりも容積重量の方が大きいものを容積勝ちという。路線便では単位として「才」が用いられるが、これは元は船の輸送時の単位で1立方尺(1尺は約30.3cm)=1才=0.027m3=8kg。